ナイトブラのパッドはあった方がいい?
年齢を重ねてもキレイなバストをキープしたいという方が、寝ているときにもバストケアをするのにつける「ナイトブラ」は、最近は機能性が高いものやデザインがおしゃれなものが増えています。
ナイトブラはたくさんの種類のものがありますが、その中にはパッドがあるもの、パッドがないものがありますが、「有り」「無し」でどのような違いがあるのでしょうか?
ナイトブラでできるバストケアとは?
ナイトブラは、寝ているときにもバストケアがしたいという女性の人気アイテムとして注目されていますが、ナイトブラをつけることによってどのようなケアができるのでしょうか。
ナイトブラをつけて寝るという女性は増えてきていますが、締めつけられるのが嫌、リラックスして少しでも体を楽に解放して寝たいとナイトブラをつけずに就寝している女性も多くいます。
しかし、寝ている姿を想像するとよくわかると思いますが、例えば仰向けに寝てみると、バストが中央から左右に広がり、横を向いて寝てみると向いている方向に重力がかかって、バストのお肉が流れてしまっていることがわかります。
ナイトブラをつける目的は寝ているときのバストケアです。
ナイトブラは寝ているときのバストのお肉が流れてしまわないように、正しい位置に維持をするサポートしてバストを守ることで、次のような効果が期待できます。
バストの形を保つ効果
ノンワイヤーでもバストの位置を安定させる力があるので、仰向けや横向きになってもバストにかかる重力を支えてくれます。
バストの位置が固定されるので、脇や背中に肉が流れず正しい位置に補正することで、形を保ちバストアップすることも期待できます。
リラックス効果
やわらかい素材の生地で作られているものを選ぶことでつけ心地がよく、体を締めつけないノンワイヤータイプで、ゆったりとした伸縮性の高い生地のナイトブラはバストがブラから流れることなくバストの形をしっかりキープして支えてくれるので、締めつけがなくリラックスして睡眠をとることができます。
バストのハリを守るクーパー靭帯とは?
年齢に伴い垂れてしまったり、離れてしまったりするバストを最小限に抑えて美しいバストのままキープするためには、バストのハリに大きく影響する「クーパー靭帯」が伸びたり切れたりしないよう大切に守っていく必要があります。
クーパー靭帯は、乳腺と筋肉、皮膚をつないでいるコラーゲン組織の束のことをいい、9割が脂肪で出来ている柔らかいバストを網状ですき間を埋めるように存在しています。
例えるならゴムのような存在で、伸縮性はあまりありませんが乳腺組織や脂肪組織をクーパー靭帯が支えていることで、重みのあるバストを日々上向きに保つことができています。
しかし、常にバストを支えているクーパー靭帯は重力や揺れの影響を受けやすく、伸びたり切れたりしやすいため、バストを支えるためのケアをきちんとしていないと、何の自覚症状もなく気がついたときにはバストのボリュームがなくなり、垂れたり、離れたりなどしてしまいます。
クーパー靭帯は伸び縮みをしないコラーゲンが主成分になっていることもあり、一度伸びたり切れたりすると元の長さに縮むことも復元することもできません。
ナイトブラのパッドは「有り」「無し」で何が違う?
ナイトブラは、美しいバストを維持するクーパー靭帯を守ったり、バストのお肉が脇や背中に流れてしまわないようにバストを正しい位置に固定してくれます。
ナイトブラに必要なのは、自分のバストにピッタリ合ったサイズで「ホールド感」と「フィット感」があるということです。
そして、この「ホールド感」と「フィット感」を補助するのが「パッド」の存在です。
ナイトブラを販売している多くのメーカーでは、パッドが「無し」のものよりも「有り」のものがほとんどで、パッドがあるからこそしっかりと「ホールド感「と「フィット感」を感じることができます。
しかし、パッドありのナイトブラを使用している人のなかには、
- パッドがずれる
- パッドを外れたあとの入れ方が分からない
- パッドが合わない
- パッドが曲がる
- パッドが凹む
- パッドが洗濯したらぐちゃぐちゃになった
など、「ホールド感「と「フィット感」を感じられるという反面で、パッドがあるからこその悩みもあるようです。
しかし、パッドがあることによってどのような態勢で寝てもバストを中央に寄せて形をキープしてくれるので、パッド「無し」のナイトブラよりもパッド「有り」の方が、美しいバストをキープ効果が期待できます。
また、メーカーによってはナイトブラを夜だけではなく昼間にもつけることができ、24時間バストメイクができるものもあるので、気になったメーカーのナイトブラをチェックしてみましょう。
「一体型のパッド」か「取り外しができるパッド」どっちがいい?
パッド有りのナイトブラには、「一体型のパッド」と「取り外しができるパッド」の2つのタイプのものがありますが、パッドの機能としてはどちらも、機能的には変わりはありません。
しかし、寝る時にバストをしっかりと支えるために重要な役割を持つパッド部分が、型崩れしたりヨレてしまったりすると、着用したときのバストのサポート力が落ちてしまいます。
ナイトブラは、毎日寝るときに使用することを考えると、洗濯を繰り返したときに型崩れをすることがなく洗えるかということも重要になってきます。
ナイトブラは毎日洗うと型崩れをしてしまうため、洗濯は毎日じゃくなくてもいいのでは…と思うかもしれませんが、汗や皮脂などの汚れが付くと、変色や生地を傷めるなど、劣化の原因になってしまいます。
パッドが一体型のナイトブラは、最初からパッドが縫い付けてあるので、着けているときにずれたり、洗濯をしたときにパッドが飛び出てしまったりすることがありません。
しかし、最近のナイトブラは丈夫にできていますが、一体型のものは洗濯のときにパッドも一緒に洗うので型崩れしやすくなります。、
そのため、耐久性の面で考えると、パッドの取り外しができるナイトブラの方が、洗濯時にパッドをはずして手洗いし、ナイトブラをネットに入れて洗濯することで、パッドの型崩れがなく長持ちして耐久性が高くなるため、バストのサポート力も維持されます。
ナイトブラの取扱い方の注意点
洗濯
一体型も外せるパッドの場合も、形が崩れないようにブラ専用のネットを使って洗濯しましょう。
パッドを外せるタイプナイトブラは、パッドをつけたまま洗濯しないで、必ず外してからネットに入れて洗濯しましょう。
収納
ナイトブラを収納するときに、くるくると丸めたり折り曲げたりすると、パッドが潰れてズレたり、凹んでしまったりするので、形がくずれないように収納しましょう。
パッドの向きや位置の確認
パッドの向きや膨らみ部分は、ナイトブラのメーカーによって違っているので、洗濯などで外しても元の向きや位置になおすことができるように、外す前にきちんとパッドの向きや位置を確認しておきましょう。
スマホで写真を撮っておくのがおすすめです。
自分に合ったナイトブラを選ぶポイントとは?
ナイトブラの選び方は人それぞれ好みがあるので、いくつかの基準に分けて選び方を紹介していきますが、まずは基本のポイントをしっかり押さえることが大切です。
ブラジャーと同じようにやはり最も重要なポイントとなるのが、ナイトブラのサイズです。
自分の胸に合ったサイズのナイトブラを選ぶことをおすすめします。
ナイトブラは、ブラジャーのように細かくアンダーサイズとトップサイズから選ぶといったサイズ展開ではなく、ざっくりとしたサイズ展開となっているものが多く、SサイズからXLサイズぐらいがほとんどです。
もちろんおおよその目安サイズが記載されているのでそれをもとに自分に合ったサイズのナイトブラを選びましょう。
大きすぎるものを選ぶとフィット感がなく、就寝中の胸のホールド感はなくなってしまい脇流れがおきやすくなります。
反対にきついものを選ぶと窮屈さを感じ胸の締め付けにつながってしまうので注意しましょう。
ナイトブラは、伸縮性のある素材のものが多く、ナイロンやポリエステルを主にしているナイトブラがほとんどです。
使用されている素材によって、肌への刺激や着用感が変わってくるので、特に肌が敏感な人には、肌に優しい綿などの素材で編んであるナイトブラがおすすめです。
また、就寝の妨げにならない素材であるか、肌トラブルの原因にならないかなど見極める必要があります。
素材によっては着用感として変わってくるものもあるので、窮屈に感じたりする場合や逆にゆるさを感じてしまう場合もあります。
毎日使うものなので、洗濯をしても同じようなサポート力がや着用感が持続できる素材であるかという点でもしっかり見て選びましょう。
※実際にナイトブラを確かめ試着できるものが理想ではありますが、下着のためあまりそのようなシステムを活用しているナイトブラは少ないようです。
ナイトブラはブラジャーと同じく、毎日使用するものなので衛生上洗濯が必要となるため、たった1枚のナイトブラでOKとは言えず、洗濯のための替えが2〜3枚は必要となってきます。
そこで考えなくてはいけないポイントがナイトブラの価格です。
ナイトブラはとてもリーズナブルな価格の物から、高価なナイトブラまで幅広くあるため、自分のお財布事情と相談する必要があります。
しかし、安価の物であるからダメで、高価なものがいいとは限りません。
使い方によっては、洗濯を1度しただけでよれよれになってしまう、またはホールド力がなくなってしまうものもあるため、購入するサイトや口コミなどで評判を確認してから購入することがおすすめです。(あくまでも参考に)
ブラジャー選びの正しいバストの測り方
ブラジャーのサイズは「カップサイズ」と「アンダーバスト」で表示されており、トップバスト−アンダーバストのサイズ差がカップサイズです。
トップバスト バストの一番高い部分(乳首)
トップバストはブラジャーを着用した時の位置になるように、バストを持ち上げて測りましょう。
自分でバストを持ち上げることが難しい場合は、現在つけているブラジャーで着けごこちのよいブラジャーをつけた状態で、メジャーが床と並行になっているか鏡を見ながら測ってみてください。
アンダーバスト バストのふくらみのすぐ下の部分
鏡でバストを横から見て、バストとお腹の境目ギリギリの位置にメジャーが水平になるように測りましょう。
「トップバスト − アンダーバスト = カップサイズ」
例えば、自分のバストのサイズを測ったときに、
アンダーバスト:70cm
トップバスト:80cm
だった場合、アンダーバストとトップバストの差が、79-70=9センチなので「Aカップ」となります。
アンダーバストを、表に当てはめてサイズを見ていくと70センチなので「サイズ70」となり、
ブラジャーのサイズは「A70」となります。
(単位:cm)
カップ | トップとアンダーのサイズ差 |
---|---|
A |
9.0〜11.0 |
B |
11.5〜13.5 |
C |
14.0〜16.0 |
D |
16.5〜18.5 |
E |
19.0〜21.0 |
F |
21.5〜23.5 |
G |
24.0〜26.0 |
H |
26.5〜28.5 |
(単位:cm)
サイズ | アンダーバストの範囲 |
---|---|
65 |
62.5〜67.5 |
70 |
67.5〜72.5 |
75 |
72.5〜77.5 |
80 |
77.5〜82.5 |
90 |
87.5〜92.5 |
95 |
92.5〜97.5 |
100 |
97.5〜102.5 |
105 |
102.5〜107.5 |
パッド有りナイトブラのまとめ
ナイトブラは毎日つけるものなので、つけるのが初めての方はいきなり補正力が強力なものをつけてしまうと圧迫感を感じてしまい、つけて寝ることがつらくなってしまいます。なるべくソフトで締めつけ感がないものから始めてみるのがおすすめです。
1日の多くの時間をノーブラで過ごしてしまうことによる重力のバストへの影響は大きいため、自分に合ったナイトブラを探してバストケアをして美しいバストを保てるようにしましょう。
ナイトブラのパッドは各メーカーによって、パッドが使用されている目的が違っていたりするので、パッドを外して使用したいという方は、外すことによってナイトブラの機能が失われてしまうことがないか確認してから購入するようにしましょう。
パッドと言ってもサイズが合わないものや、厚めのパッドが入っているナイトブラの場合、逆にバストがつぶされているように感じてしまったり、締めつけられて苦しさを感じて寝る邪魔をしてしまうこともあります。
そのような人は、取り外しができるパッドならば外したり、パッド無しタイプのナイトブラを選ぶといいでしょう。